怖話
「正樹、おい。司の足。」
「何だよ!早く司車出せって。



「落ち着け!正樹、司の足元見

ろ!」

正樹は青ざめた。

血だらけの女が足につかまって

いる。その時、

「うわぁー!!」

司が叫びながら、アクセルを踏

みこんだ。

キキーッ!

急発進した車は壁にぶつかっ

た。




目を覚ますと前の二人は、血だ

らけになっていた。僕は携帯電

話に手を伸ばし、救急車を呼ん

だ。
< 58 / 111 >

この作品をシェア

pagetop