怖話
空気は一気に重くなった、今ま

で楽しかった時間が壊れた。罰

が待っている、反省文が待って

いる。まだ夏休みは始まったば

かりなのに。これから残りの夏

休みをこの憂鬱な気分と共に過

ごさなければならないかと思う

と溜息しかでない。僕はマイナ

スの方向に走っていた。

「じゃあ先に謝っちゃう?」

「夏休みが終わってからだと余

計面倒だ。自ら申告できないの

かなんて罰が増えたら困るし。



「そうだな、みんなで謝ろう。

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