怖話
歩きながら先生を見るとずーっ

とプールの方向を見続けていた



「なんか気持ち悪かったな、あ

いつ病んでるじゃねえか?」

「たしかに、よく分からないが

ブツブツ言っていた。」

僕たちは自分達が乗ってきた自

転車にまたがり帰った。




長い夏休みがあけ、呼ばれるの

を待っていた。だが先生からい

っこうに呼ばれない。逆にモヤ

モヤして気分が悪い。僕は自ら

担任に申告した。結果他の三人

も呼ばれた。

「そんな事していたのか?
お前ら、分かっているな。」

「えっ、理科の先生から聞いて

ないですか?」
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