怖話
「どうだい、快適か?」

「まあまあかな。でもやっぱ寂

しいな、一人暮しって。」
「あんなに一人暮しを熱望して

いた奴がどうした。」

友人の顔は本当に寂しそうだ。

「時間があれば、いつでも来て

やるよ。あっ、彼女に失礼かな

?」

「あいにく彼女はおりません。

うちは年中無休です。」

大きな笑い声で笑ってしまった



が、すぐに笑うのやめた。
「どうした?」

「どうしたも何も近所迷惑だろ

。」
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