怖話
僕は一つしかない窓に向かった



「隣ビルで何も見えないな。光も

入らないし。」

「そうなんだよ、だから安いん

だろうな。」

住むには不自由ないし、なんと

言っても安さが売りだろう。何

かを求めれば、犠牲はつきもの

だし諦めるところも必要だ。

その後、僕はコンビニでのバイ

トがあるので帰る事にした。







一ヶ月が経って、釜田から電話

が入った。遊びに来ないかとい

う誘いだった。


コンコン




カチャ


「おっ、来たか。まぁ上がれよ。



「変わってないな、相変わらず

散らかってるな。」
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