怖話
「当たり前だろ、まだ一ヶ月し

か経ってないだろ?そういうの

愚問っていうだよ。」

「頭脳派には敵わないよ。黙っ

てるほうがいいか。」

それにしても薄暗いなこの部屋

、前来た時よりも暗い気がする

んだよな。

僕はそんな事を思いながらビル

しか見えないたった一つの窓に

目を向けた。



窓にはカレンダーや、ポスター

が貼られていた。

「どおりで暗いと思ったよ。何でまた。」


友人はお茶を準備する手を止め

た。

「誰か覗くんだよ。」

「えっ!?」


青ざめている顔は演技ではない



「誰が?」



「・・・男。」
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