怖話
覗き穴から外を確認しようと思

った時、足に何か触れた。何だ

かぬるいものが足を覆っていく



薄暗い部屋の中、足元を見ると

・・・




ドアの下、狭い隙間から指が足

に伸びて触れていた。

「わぁ!」


爪は真っ赤なマニュキアで塗ら

れていた。


僕は腰が抜け、その場に尻餅を

ついてしまった。

その指はどんどん伸び、部屋に

侵入してきていた。

僕は腰が抜けたまま、ベットに

向かった。ベットの掛け布団を

掴み、布団に潜り込んだ。
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