ちぇりー♪ロリポップ~双子愛~
そうか。
『好き』だなんて言葉で片付けられないくらい・・・
俺は『家族』という存在に喜びを感じられた。
「も・・・大丈夫だよ。それに、心臓のことも心配ない」
「そ・・・・か」
由里をゆっくりと離していく。
もう、二人とも笑うしかなかった。
「あぁ~あ。私も人妻かぁ~」
「俺なんて独り身だッ!バカ」
「あははは・・・あ、そうそう」
「ん?」
由里はバッグから紙を取り出した。
「これ、おみやげ」
「あ・・・?」
それは
凄く綺麗な海の写真。
「私が、その家族の家から撮った写真なの」
「へぇ~・・・綺麗だな」
「私の・・・想いだから」
「え・・・?」
「『終わることのない、広い気持ち』ってとこ?」
「由里・・・」
俺と由里はそれくらい固い絆で結ばれてるんだ。
だから・・・・
由里。
絶対・・・幸せになってくれよ。