ちぇりー♪ロリポップ~双子愛~
side後藤先輩
「考えたいことがあるんです」
君は俺にそう言った。
君はどんな時でも由夜くんを兄妹なんて思ったことがないんだね。
どうしたらそこまであの子を想える?
俺はいつまで経っても君には勝てないの・・・?
「じゃ・・・先輩」
「・・・頼っていいからね」
「へっ・・・・?」
彼女は脱ぎかけた靴を再度履き直す。
「由夜くんに・・・泣かされたりとかしたら」
「そんなことされませんーッ・・・はは・・・」
彼女はふと笑みをこぼした。
「先輩とは・・・楽しい思い出がいっぱいだなって」
「人が死んだみたいに言うのやめてもらえる?(笑)」
「ごめんなさいッ(笑)」
その笑顔に俺は依存しているのかもしれない・・・
いつまででも見ていたくて
失うと怖くなって
いなくなると不安になって
近づくと安心する。
君は・・・・あいつみたいに俺からいなくなるの?