ちぇりー♪ロリポップ~双子愛~
終わらない戦慄
真実の箱
「・・・・・」
親にそんな過去があったなんて・・・知らない。
「要するに、私はその『りっくん』の子供なの」
「俺は・・・親父の・・・」
「だから・・・あなたとは無関係」
「由里」
「私の名前・・・知ってるの?」
「だって・・・家族だから」
父親が違っても、お前と俺は・・・
「双子だから・・・」
由里の目から涙が落ちる。
「小さい頃から・・ずっと一人だと思ってた」
「そんなことねぇよ」
「ずぅっと一人で・・・」
「一人じゃない」
「・・・っと・・私・・・・」
「俺がいるから・・」
「・・・・由夜・・・・」
由里が俺の名前を呼んだ。
「頭が・・・痛いっ・・・」
「え・・・由里?!」
由里が頭を抑えて苦しみだした。