Crush Days ‐君が好き‐


女子の視線が痛い。

早くどっか行けよ。


「雪村 綾音さん」


なんで――――?


あたしの名前を知ってんの。意味分かんない。


後ろの席の美咲があたしの手を握った。

俊樹はびっくりした顔であたしを見つめる。


「あんた… 何?」

「まぁ、そんな恐い顔しないで」

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