゚*何万回のゴメンネを君に*゚
優美が無理矢理あたしの手を引っぱり、外へと連れ出した。
「車からは出ないからね…。」
「はいはい。わかったよ。」
優美は苦笑いしながら言った。
車の窓から見る青空は
あたしにとっては
やっぱり憂鬱でしかなくて…。
雲の切れ間から見える太陽を
睨みつけた。
「車の部品買ってくるね。」
車屋に着いて、優美はそそくさと中へ入って行った。
遅いな…。
早く帰りたいな。
そんな事を考えていたら優美が出てきた。
ん?誰かと話をしている。
男の人だ…。
女という意識だけはあるのか、あたしは金髪ロングのぐしゃぐしゃの髪を整えた。
男の人はチラっとこっちの方を見る。
あ〜。化粧してないのに…。