゚*何万回のゴメンネを君に*゚

はぁ〜。
1人部屋でため息をつく。

1人でいるのが好きだったのに
あたしは寂しくなり、昔からの男友達に会いに行った。


「久しぶり〜!」

「久しぶりじゃねーよ!聞いたぞ?智和の事!」

なんで知ってるの?
あたしは戸惑いを隠せずにいる。

「優美から聞いたの?」

「ちげーよ!俺と智和は友達なんだよ。お前どうすんだよ?」

なんだ…。
友達だったのか。
あ〜ビックリした。
あたしは胸を撫で下ろす。

「どうするも何も…もう優美にアドレス教えないって言ったし。」

「ふ〜ん。まぁ、智和とお前は正反対だからな。」

「どうゆう意味?」

少しムッとした顔で聞いた。

「智和はな、生まれてこの方ずっとまじめ一本で生きてきた人間なんだよ!彼女だってな、1人しかいなかったんだぞ?4年付き合って別れたけどな。」


…………………。

あたしは黙る事しか出来ずにいた。

だってあたしは…あたしは…、中学の頃から不良不良と呼ばれ、
周囲からは白い目で見られてた人間。


中学を出ても、華やかな世界に行きたくて、16の頃から水商売をしてたんだ…。


恋愛なんて比べものにならないほど、経験してきたし…
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