片想い



「期待もたせるなっつーの…」


そう言いながら返事を返した。



もちろん断った。



でも数分後にまた着信のメロディーが鳴った。



『やっぱり断ると思いました。て言っても、俺もう先輩の家の前いるんすけどね』




・・・・・・?


はぁ!?



カーテンを開ける。



そこには、後輩の姿が。



窓を開けてあたしは叫んだ。



「何であんたいんの!?てかなんで家知ってんのよ!?」



「まぁ、友達から聞きました」


へらっと笑っている。



「先輩遊びに行きましょうよー。どうせ彼氏さんにまた断られたんでしょデート」



カッチーン。



その言葉が頭にきて、



「いくからそこで待っとけ!!」


って言っちゃった…。



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