いぢわる彼女★2★
また我慢
―朝―
俺は彼女の家に向かえに行く。
チャイムを押すと優しそうなお母さんが出て来た。
「おはよう銀君。
ちなまだ支度出来てないのよ、いつもごめんね?」
「いえいえ。待ってますから、大丈夫です。」
外は寒いからと言って家の中に入れてくれた。
「銀ー…。
おはよう。」
まさかの寝起き!?
遅刻するぞ………。
「早く支度しろよ。」
「オハヨーのちゅー♪」
俺の肩に両手を乗せてキスをねだる。
すっげ可愛いんだけどさ……………、
親の前ってどうよ?
ちなのお母さんも「まあ!おほほほほ♪」
なんて、呑気ッスね。
お母さんがパタパタとキッチンに戻って行ったことを確認して
ちゅっ、
ちなに軽くキスをした。