愛があれば…
そう、目の前には息を切らした雄也がいた。


「ハァ・・・ハァ・・・遅くなってごめんっ!!!!」


「え…別に、いいよ。」


素っ気なく返事をする。


「怒ってんのか?…理由があるんだ。聞いて?」


優しく問いかける雄也。
何で?理由も意味不明なのにちゃんと誤るの?あたしが悪いのにっ…


「な、何?」


「許可…許可を取ってきたんだ。」


嬉しそうに言う雄也。


「…何の?」


「外出だよ!が・い・しゅ・つ☆」


「えっ!?えぇぇぇぇっ!!」


「一緒に何処かに行こうっ!日にちは、一週間後だから!いぃ…?」


「うん、あ、ありがと」


「いいよ、俺…紗李歌と何処かに行きたい。俺の意思だから!!!」
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