スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*
「別になんでもねーよ」
お疲れパーティーっていっても、俺が事業を展開する業界のお偉いさんがたくさん来る。
よく考えれば、愛想振り撒かないといけねぇし、全然疲れ癒せねぇよ。
「佐倉さん、ちょっと…」
「あ…はい。社長、少々お待ちください」
佐倉は、パーティーの関係者に呼ばれ、部屋を出て行った。
…この少しの間にも、さっさと仕事を済ませよう。
そう思った俺は、あらかじめ持参しておいたカバンから、ノートパソコンを取り出した。
「社長、ちょっとよろしいでしょうか…?」
「何だ、佐倉」
いつの間にか戻ってきた佐倉に対して、俺はノートパソコンの電源をつけながら対応する。
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