スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*



「しょうがないなあ…。

アンタ、ちょっと文化祭回ってきたら??」



「へっ…………!?」



「まだ衣装にも着替えてないし。

そこらへん回って、緊張ほぐしてきたら…?」








いやあ。


そりゃ、緊張もしてるけど。





一番は、野坂君のことで思い詰めてるんだけどな……。











「というわけで、
さっさと行った行った!!

時間になったら電話するから」




「えっ………??

ままま待って――――!!」







反抗するも虚しく、

あたしは控室でもある教室から
追い出されてしまった。








―――ドンッ…!!


―――ガチャッ…!!





しまいには、ドア閉められて、鍵までかけられてしまった。







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