スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*
俺の言葉を聞いた幸也は、安心したように微笑む。
「ありがとな、今から連れて来るから」
幸也は俺に告げると、猛スピードで部屋を出て行った。
…本当は邪魔だけど…幸也の妹だもんな。しょうがねぇか。
それにしても、幸也の妹って小学生くらいか?それとも保育園?そんなチビだったら、構ってあげられないんだけど。
俺、子供苦手だし。
「遼平…ドア開けてくれ!」
「幸也か?分かった」
俺はドアノブを回し、ゆっくりと扉を開ける。
―――この瞬間から、俺の人生は変わり始めた。
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