スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*



「それで、そちらの子は…?」



「へっ……??」







苦笑いするお兄ちゃんの視線の先を追いかける。









「あ……」





忘れてた。


視線の先には、ニッコリ笑顔の野坂君。








「この人は―――」



「初めまして。


佐々木さんと同じクラスの野坂です。
お会いできて光栄です」







よろしくお願いします、と野坂君はお辞儀をした。










「そ、そうか。

桃がいつも迷惑かけてごめんな」


「いえ、こちらこそ迷惑かけてばかりで」








お兄ちゃんと野坂君が話しはじめた時、







「桃…」





遼平さんが、あたしを呼んだ。







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