スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*
なんか、
宣戦布告されているみたいだった。
野坂の視線が、俺に向いていたから。
それだけで俺は逃げ出してしまった。
ホント、弱いヤツ。
乾いた笑いが出る。
幸也はまだ体育館にいるだろう。
俺は、トイレに行くという理由で抜け出して来たからな。
そろそろ戻らないとな…。
じゃないと幸也うるさそうだし。
俺が車から離れて、前を見た時―――
「遼平さんっ――――――!!!!」
何故か、泣きながら俺の名前を叫ぶ、桃がいた。
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