スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*



「なあ、桃……」



「えっ………」






お互いに目が合う。


とっても、顔が近くて。








「っ……り、遼平さんっ……」







恥ずかしくて、声が出ない。


身体の奥から、よく分からないような感情が溢れ出してくる。

















「―――遼平さ――――」



「よしやるぞ…!!」



「へ…………!?」








遼平さんは表情を変えて、
あたしのカバンに入っていた参考書をめくりだした。





というか……



さっきの雰囲気は一体……。






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