スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*
俺の大声にびびったのか、
佐倉は「分かりました」と言うと
足早にその場を去って行った。
「ちょっとひびらせちまったか」
しょうがねぇよな。
俺、口悪いし。
「よし、行くか」
俺は厨房に向かって歩きだした。
腕まくりをしながら、手にこぶしを作る。
いくら社長だからって、
こんな環境に馴染んでいたって、
俺に出来ないことは何もないんだよ…!!
「俺の料理、楽しみにしてろよ………?」
俺はニヤっと含み笑いをした。
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