スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*



そんな状態のまま、遼平さんは笑っている。


でも、この笑いは…何かを企んでいるような笑いだ。




「おい、桃」




その声の低さに、自然とビックリするあたし。


背筋が凍るような、低い声。


あたしは、涙目になりながらも遼平さんを睨みつけた。




「桃…俺と付き合え!!」



「い…嫌ですっ…!!」




…って、今なんて言った?




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