スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*
「なあ、こっち向けって」
「………ヤダ」
「ほら……」
遼平さんは、あたしの顔を簡単に持ち上げた。
目、合わせられないよ。
あたしは遼平さんから目を逸らしていた。
「お前、俺と同じじゃん」
「えっ…………?」
その言葉に反応して、
あたしはちょっとだけ目を動かした。
「顔真っ赤じゃん…」
「だから言ったろ…??
俺と同じだって」
あたしが見た遼平さんは、
あたしと一緒で、ほんのり頬が赤くなっていた。
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