スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*



「だから、恥ずかしがるなっての、な??」



「うっ…うん………」








あたしが戸惑いながら返事をすると、遼平さんは笑った。


そして、顔に触れていた手が離された。





なんだか少し、寂しかった。













「つうかさ…

ごめんな…?
俺のせいで、桃勉強出来なかったよな……?


桃、大事な時期なのに…」







悲しそうな顔で話しはじめた遼平さん。


なんだか、自分を責めてるみたい。







「あたしなら大丈夫!!

よく分かんなかった数学だって、分かるようになったし!!」








遼平さんが心配しないように、

あたしは笑って見せた。








.
< 312 / 380 >

この作品をシェア

pagetop