スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*
「だから、恥ずかしがるなっての、な??」
「うっ…うん………」
あたしが戸惑いながら返事をすると、遼平さんは笑った。
そして、顔に触れていた手が離された。
なんだか少し、寂しかった。
「つうかさ…
ごめんな…?
俺のせいで、桃勉強出来なかったよな……?
桃、大事な時期なのに…」
悲しそうな顔で話しはじめた遼平さん。
なんだか、自分を責めてるみたい。
「あたしなら大丈夫!!
よく分かんなかった数学だって、分かるようになったし!!」
遼平さんが心配しないように、
あたしは笑って見せた。
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