スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*
「顔赤いんだけど…」
「―別に、そんなことないもん!!」
急に強い口調になった桃。
顔はもっと真っ赤に染まっていく。
そんな桃に対して、
俺の心臓は忙しく動き始める。
―――ドクン…ドクン……
二人きりの部屋に、
俺の心臓の鼓動は聞こえているのだろうか。
「なあ、桃…」
「なっ、何よおっ……!!」
俺は桃を思わず抱きしめた。
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