スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*



――――――……


―――――――――………




「お疲れ、桃!!」



「ママのお守り効いたかしら?」






入試も終わり、あたしはお兄ちゃんの車で家へと帰った。



はっきり言うと、帰り道でのお兄ちゃんの運転は最悪で。







「気持ち悪っ……」



「どうした、桃??」






自覚のないお兄ちゃんに、

もはや怒鳴る気にもならなかった。









「桃っ♪

今日もママご飯張り切って作ったから、いっぱい食べてね♪」



「ありがと、ママ」






あたしはご飯なんか食べる気にもならなかったけど、

ママのためにイスに座った。







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