スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*



「それと―――」




佐倉が何かを言いかけた。


俺は顔をしかめる。









「例のモノ、用意しておきましょうか……?」






例のアレか……。


俺は必死に考えこむ。








「時期的に早いかもしれませんが……

私はもうよろしいかと」






佐倉の声が車内に響く。








「分かった。

用意、しといてくれ」



「かしこまりました。

ついでに社長、着きました」







俺は外を見た。


そこは豪華な高級ホテルだった。







「行くか、佐倉」



「はい」






そして俺は、また仕事に出かけていくのであった。







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