スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*
「というか桃。
さっきの言葉本当なんだよな?」
「さっき……??」
あたしが聞き返すと、
遼平さんはニヤっと笑った。
「言ったじゃねーかよ。
『逃げませんから降ろしてください』ってな」
あ…………。
確かに言った記憶が……。
ということは…??
「桃?行こうか??」
「やっぱりそうなりますよね……?」
あたしの問い掛けに、
遼平さんは満面の笑みで頷いた。
やってしまった…。
というか、今昼休みだし!!
でも、断ったら遼平さん怖いし…。
「……分かりました…」
あたしは了解せざるを得なかった。
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