スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*
そして、黙々と仕事を片付けること数時間。
時計を見れば、もう昼前になっていた。
「じゃ佐倉。
俺、出掛けてくるわ」
「はい、社長。
行ってらっしゃいませ」
俺はイスから立ち上がると、
社長室を出ていった。
そして、
そのまま駐車場に向かって、
愛車のベンツを発進させた。
車の中では、ラジオからジャズが流れている。
そのジャズは、俺の高ぶる気持ちを抑えているようだった。
「早く会いてーな……」
折角、仕事を早めに済ませてきたんだから、
今日くらい、俺に付き合えよ…??
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