スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*
「とにかく行くぞ」
「ちょっ……!!」
俺は桃の腕を引っ張って、俺の車に連れていこうとした。
「遼平さんっ!!痛いっ……!!」
「ああ、ワリい……」
桃が突然叫び出した。
相当腕が痛かったんだろーな。
涙目になってるし。
でも、そんな桃もかわいかったり……。
って、俺…!!
今はそんな感傷に浸ってる場合じゃないっての!!
俺は桃の腕を離した。
その変わり……
「きゃあっ………!!」
「これでいいだろ??
しっかり掴まっとけよ?」
俺は桃の身体をヒョイと持ち上げた。
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