スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と？*

よく分かんないけど……


心臓がうるさいんだ。





―――痛いほどに…。











「なあ、桃…」




ふと隣から、

震えた声が聞こえてきた。





あたしが……


あの声を震えさせてるんだよね……??



罪悪感があたしを襲った。








「なっなんですか……??」





ズキズキと痛む胸を押さえながら
あたしは遼平さんを見た。





でも、遼平さんの口から出てきた言葉は、予想外のものだった。


















「俺に敬語使うの


―――止めよーぜ…」









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