天国からのプロポーズ
私達はダラダラと付き合って行き気付いたら三十路になっていた…



周りの友達は皆結婚してしまい取り残された感じに…



昔から友達に「美樹は結婚早いかもね!正樹君が居るから」



なんて言われていたけど未だに未定。



相変わらず正樹はオドオドしていて頼りない…



そろそろ限界かな?



とりあえず一回真面目に話さないとダメだな。



翌日。



美樹「正樹…私達この先どうするの?」



正樹「ん?う〜ん…まだ焦らなくても大丈夫でしょ」



美樹「焦るなって言ってるけど、もう30だよ!周りだって結婚してるし!正樹だって運動しなくなって太っちゃってさ」



正樹「クマさんみたいで可愛いでしょ」



美樹「ただのメタボだよ」



正樹「結婚かぁ…何かキッカケでもあればなぁ」



美樹「キッカケ?なにそれ?」



正樹「いや…子供が出来ちゃったとかさ」



ムカッ



美樹「15年も付き合ってきた男女が出来ちゃった結婚なんて聞いた事がないよ」



正樹「そうだよね…」



美樹「もういい…帰る」



結局何も結婚に関して話が煮詰まらずに終わった。



それから数日間は正樹と連絡を取らないで考えていたけど答えは出ないまま…



もう一度会って煮詰めようと正樹に電話するものの「ゴメン!ちょっと忙しい」の返答ばかりで全く会えず…



しかも今年のクリスマスは正樹が仕事で会えない。



やっぱり限界かな?



そんな事ばかりを考えていたら体調不良になり病院へ…
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