天国からのプロポーズ
カフェに着いて小百合にも相談したが産むのを反対された。



小百合「私は反対かな!鈴木には悪いけど美樹は先に進まないとダメなんだからさ」



美樹「そうかなぁ」



小百合「そうだよ!子供を産むチャンスはまた来るから」



美樹「でもその子は正樹の子供じゃないんだよ」



小百合「そうだけど…やっぱり家族は両親がいての子供のような気がするな」



結局反対意見のまま終わり帰宅した。



あとは正樹の両親に話すだけだ…



数日後…



正樹の実家で両親に話しをした。



お母さん「美樹ちゃんだから本音で言うわよ」



美樹「うん」



お母さん「正直言えば孫の顔は見たい。正樹の子供だからね…でも美樹ちゃんの将来を考えるなら産まない方がいいわ」



美樹「お母さん…」



お母さん「でも忘れないで欲しい…正樹とお腹の赤ちゃんの事を」



私は涙が止まらなくて会話が出来なくなってしまい…しばらく泣いていた。



するとお父さんが立ち上がって私にハンカチを渡し外出していった。



昔からお父さんは無口な人で正樹によく似ている。



でもいつも優しく見守っていてくれる。



私は少し落ち着き正樹の部屋でボーッしていた。



正樹が最後に持っていたカバンが目に入り気になったので中身を見ていたらスケジュールブックみたいのが出てきた。



なにこれ?



表紙には思い出作りって書いてあり修学旅行のしおりみたいな感じに作られている…



内容を見てみると旅のスケジュールが書いてあった。



どうやら私をクリスマスに一人旅させる内容で既に予約してあるみたいだ。



なんでこんなの作ったんだろう?



もしかしてこれを作っていて会えなかったのかな?



今年のクリスマスは会えないから私に旅行をプレゼントするつもりだったのかしら?



せっかくなので正樹が作ったプラン旅行に行く事にした。



そこで子供の事を決める為に…



数日後。



クリスマスイブになり正樹プランの旅に出発。
< 7 / 15 >

この作品をシェア

pagetop