身長差15センチの関係
「あれ?」

高志の軽い驚き。
照れ笑いを浮べて、弓倉を見る。

「そうですね。あれぇ?」

さほどダメージを受けたように見えない高志。

弓倉は、本人に代わってくやしい顔をよせた。

「なんだその陽気な反応は、久々に君の良い点数の答案が見れると思ったら最後にこれだ・・・」
 
「・・・ここがあっていたら、かなり良い成績をつけられたのだぞ。ええいっ、笑うな、もっと悔しがれ」

弓倉はテスト用紙と高志の顔をまじまじと見つめ、

我慢しきれず、ほわわんとした高志の額を指で突つく。


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