身長差15センチの関係
「はあ、ありがとうございます」

高志にとって、砂糖は必要なので受け取っておく。

ステッィクの包装はかわいらしい花柄。

もらいものだろうか?

「もらいものだ」

高志の気配を察したのか、弓倉は聞かれる前に言った。

「私自身は使わないものだ。遠慮せずに胃におさめろ」

自分で使わないものを、なぜ学校の引きだしにしまってあるのか?

使わないなら普通は家にもって帰る。

それとも、すでに先生の家には、もらった砂糖がたまりきっているのだうか?

ああ、先生の家ってどんなだろう?

聞いてもいいだろうか?
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