My Diary
            私には・・・

私はその日から、花倉のことは「最低の男」としか思えなかった。

私はあいつが大嫌い。そう思う日々で一杯だった。

夏休み・冬休みなどのお休みが私にとって天国だった。

そして、こうしてパソコンをつつく時間・オンラインゲームをする時間も全て、そのことも全て忘れられる天国のような存在だったから。

現在(いま)ここに居るのだろうと私は思う。

自殺の事件が多かったけど、だけど、イジメでの自殺は…全てその戦いから「逃げた」ってことだよね・・・

私だって何度も「死にたい」「もう嫌」と思う日々ばかりだった。

そう、あの日から。

なんでこうなったのだろう。

そう思う。

なぜ?なんで私が?イジメの標的なの?

心の中でいつもつぶやいていたのはこのことばかり。

なんで私ばっかり。

その時、私は「自殺」した人がどのような気持ちで「自殺」をしたのかが分かった。

私は、

「もう、いっそのことココから飛び降りて、私が死んだら、アンタ達のせいよ」

そう考えていた。

でも、最後の思いが…。もし私が死んで、悲しんでしまう親達。

そう、考えると、私は死ねなかった。

「自殺したら、地獄に落ちるよ」

とも聞いていた。

地獄は…、同じような苦しみをする と聞いていたから。

そんな理由もあって、どうしても死ねなかった。

私には無理だった。

どうしても。
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