それからの物語~続・サッカーボールと先輩とアタシ~
三浦拓翔の心
その目だ。
悲しいほど、力強いその目。
さっきもそうだった。
『アタシを殴って』って言い放った時。
本気かも知れない、って俺の心が揺らいだ。
この目じゃなかったら、マジで一発ぐらい園田を殴ってやろうかと思ってた。
「…悪かったよ。」
ただからかってただけだ、ってその一言は言えなかった。
悲しいほど、力強いその目。
さっきもそうだった。
『アタシを殴って』って言い放った時。
本気かも知れない、って俺の心が揺らいだ。
この目じゃなかったら、マジで一発ぐらい園田を殴ってやろうかと思ってた。
「…悪かったよ。」
ただからかってただけだ、ってその一言は言えなかった。