それからの物語~続・サッカーボールと先輩とアタシ~
野球部やバスケ部、バレー部だってあるのに、サッカー部は存在しなかった。
小学校からサッカーを始め、自分でもそれなりに自信があった。
…でも、それを発揮する場所がなかった。
それからは、物足りない学園生活だった。
でもアイツらが入学してきて、教師や学園を説得して、その熱意でサッカー部を発足させやがった。
…悔しかった。
アイツらには出来て、俺には出来なかった。
イヤ、やろうとしなかった自分自身に。
それから数少ない女子達は『旬磨』『ヒロ』と騒ぎ始めたんだ。