それからの物語~続・サッカーボールと先輩とアタシ~
マネージャー希望者も何人かいた。
でもやっぱり旬磨先輩は『経験者優先』を譲らないでいた。
そこを優先させたら、残りはゼロ。
「キャプテン!やる気がある子もいるんですから、なんとか…。」
アタシは食い下がる。
「う~ん。」
腕組みをして、うなる先輩。
「んじゃ、見習い期間作る!」
「見習い期間…。分かりました、アタシがしっかり教えます!」
旬磨先輩は不安そうに…アタシを見つめる。