それからの物語~続・サッカーボールと先輩とアタシ~
「なあに、万桜こそ!!名前まで知られてるの??」
食堂中に響くように、アタシの背中をバシッと叩く亜子。
でもやっぱり小声…。
いっ、痛いよぉ。
って、どういう意味ですか??
三浦先輩??
アタシはその顔を見つめた。
「あ…。」
話した事あるかも。
このクールな目、覚える。
「あはっ、思い出した??」
ラーメンをすすりながら、先輩は言う。
…でも、肝心な事が思い出せない。
いつ、どこで??
どんな話し、したかな…??