それからの物語~続・サッカーボールと先輩とアタシ~
「なんで俺まで…。」
後から現れた旬磨先輩は、そんな事を言いながらヒロ先輩の隣りに座る。
「別に付いて来るなよ。空いてる席、行けば…。」
「ああ、もういいよ。メンド~だし。」
渋々…といった表情で、しっかりヒロ先輩の隣りに座る。
その時の亜子の顔!
まるで目の前に大好きなスイーツを出された時のような。
「もう終わってたか?昼メシ?」
空になったアタシのお皿を見て、ヒロ先輩が聞く。
「はい…。」
「んじゃ、俺達終わるまで待ってる?」
ええっ!