それからの物語~続・サッカーボールと先輩とアタシ~
「だから~。」
いい加減、笑い出す。
「じゃあ週3!」
アタシの意見を尊重してくれたヒロ先輩が大好き!
「ねぇ、万桜。」
亜子が旬磨先輩を気にしながら、何か言いたそう袖を引っ張る。
………
………
あぁそっか!
旬磨先輩も一緒だよね。
という事は、亜子と先輩が話す機会も増えちゃう!
そうか、そうか。
「とりあえず…週2くらいでお願いします。」
「ん、まぁ妥協してOKかな。」
明日は亜子にご馳走してもらわなきゃ!
「お前らな~。週3とか週4とか、エッチな話し~。」
ニヤニヤしながら元先輩はアタシ達を追い抜く。
「あぁ?ひとり者には、辛い話しだけど、聞く?」
「…くっ…。ヒロのバカ!サッカーボール顔に当たっちゃえ!」
「なにを~!」
…このコンビ、意外と面白い!