それからの物語~続・サッカーボールと先輩とアタシ~
「最近…なんですけど…。」
この状況を説明するのって難しい。
「三浦先輩に付き合わない?みたいな事言われてて。」
眉間にシワを寄せたヒロ先輩。
「万桜はからかわれてるだけ、って気にしてないみたいなんですけど…。」
「ふうん。」
先輩は自分のコップを取った。
「万桜から聞いてません?」
二人で並んで歩き出す。
「まぁ、万桜が気にしていないならいっか~。」
ヒロ先輩は二カッと笑った。
ヒロ先輩頑張って、と何故か私は応援した。