それからの物語~続・サッカーボールと先輩とアタシ~
すごい早さで首を横に振る。
「嫌いになんか、ならない!」
激しく否定する万桜が、愛しいかった。
「本当、可愛いな万桜は。」
そして抱き締めた。
「俺達、まだ始まったばっかりだからさ、色んなモノにぶつかりながら付き合っていこう。」
俺の腕の中で、小さく頷く。
俺が守るから。
万桜は俺が守るから。
込み上げる愛しさ。
もう止められないよ。
こんなにこんなに愛してる。