恋人遊戯Ⅱ
第3章 理解不能で意味不明。





あったま痛ぇ…。


毎日、赤坂と勉強会。


信じられねぇ~!!


この俺が!!


目の前では、やっぱりっつーか黙々と勉強をする赤坂。そして、場所は相変わらず教室。


今までだったら放課後になったらダチと一緒に遊びに行ってたのになぁ。


あの頃が懐かしいぜ…。キラリと涙が光っちゃうかもな。


「そろそろ、テストだよな~…。赤坂はなんか対策あんの?」


「……別に。覚えたのをテストに書き出すだけだから」


…………相変わらず冷たい言い方。


赤坂と付き合いだして早二週間たつけど、どっかに出かけた事なし。


ちなみに言えば、赤坂のケーバンすら知らねぇ。


…って、これってどうよ! 一応付き合ってるんだったらケーバンも聞くだろうし、どっかに出かけたりするのに全くそんな事もない。


俺が誘えばいいんだろうけど、赤坂がそう言うオーラを出さないから誘いづらい。


ダチの一人が、俺が焦れったすぎるって、半ギレぎみで自分の相手を見つけて行動を始め出した。





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