恋人遊戯Ⅱ





俺の質問する答えが、ほとんど冷たいと言うか…満足いく答えっつーか、軽くあしらわれてるのが悲しいな。俺が何したっつーんだよッ!! …いや、これから…赤坂で賭をするゲームをしてるんだけどな…。


「…勉強する気がないなら帰ってくれる? 邪魔なんだけどさ」


「真面目にしてるじゃん」


本気で泣きそうになった…。


一応、分からないなりに頑張って勉強してんのにさ。そんな言い方ないよ。勉強なんてしてて何が楽しいんだよ!


「やる気なくしたらいつでも帰っていいから」


「………何だよそれ。そりゃ、赤坂の勉強の邪魔してるかなって思ったけど、そこまで言わなくたっていいだろッ!?」


…………………。


し、しまったぁ! 思わず怒鳴っちゃったよぉ!! カッとなったとは言え、赤坂の神経を坂撫でるような事を…。俺のアホー!!


思わず頭を抱えたくなった。数分前の自分を殴りたい…。


「…ご、ごめん。教えてもらってるのに、偉そうに怒鳴った」


こう言う時は素直に謝るに限る。たいていが誠実そうに見えるんだよな。


ってか、もう二度と歯向かうな俺ッ!!





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