青空の下で投げた一球【編集中】
「健ー」
「おぉ大地!!」
「先帰ってて」
「おぉ…。
でも美波まだいるから
帰るときバス停まで連れてけよ」
「マジかよ;;」
そんな事言っても内心は
ガッチリガッツポーズしてんだ。
「大地ー?」
遠くで篠岡が呼んでいた。
「あぁじゃぁな」
「おぉ自主練頑張れよ」
健は信之介と一緒に校門を出た。
なぁ健。
本当は「今さらやっても意味ねぇ」
って思ってるだろ?
でもな………勝ちたいんだよ。
お前より前で、高い位置にいるアイツに。
勝ちたいんだよ。
卒業までに………
勝ちたいんだよ。
「大地?」
「あぁ悪ぃ」
ブルペンに入って新谷と篠岡に謝った。
ブルペンには……
前には新谷が座ってる。
信じられねぇ……。
「最初ストレートな。
最近投げてねぇだろ?
軽くな」
「投げてたけど?」
「マジで!?
でもまぁちょっとづつ上げてこ」
「わかった」