青空の下で投げた一球【編集中】
「河野、
俺ら家から電話あって
すぐに帰らないといけないんだ…」
「田辺、…頼んでいいか?」
「あぁ…」
怪我させたの俺だし―…。
「篠岡は?」
「篠岡は先生に事情言ってた」
「…。そっか…」
もぅ…練習させてもらえないな…。
ってか練習より
美波の方が大事だけどさ。
新谷は「じゃぁな、ごめん」
と言って眉を寄せて帰ってった。
「新谷!!」
「あー?」
「今日ありがとな!!」
「別に!!こっちこそありがと!!」
そぅ言って別れた。
「何してたの?」
隣で大人しく座っていた美波が
上目遣いで訊いて来た。
「新谷に捕ってもらったんだよ。
新谷はフォークの捕球練習で―…///」
美波だって女。
好きな女の上目遣いってすげぇ威力。
「へぇよかったねっ」
っと明るくしてるけど
額には異常なまで汗が出てる。
「篠岡に宣戦布告したみたいじゃん!!」
「……。」
そぅ考えるとちょっと思えた。